糖尿病 あなたは大丈夫?
厚生労働省の調査によると日本人で糖尿病が疑われる、あるいは可能性を否定できない人は全国に1300万人以上いると推定されます。しかし実際に糖尿病で治療を受けている人は200万人しかいません。初期の糖尿病は特に自覚症状がないため、早期発見には検査を受けることが大切です。
血糖検査だけで大丈夫?
一般の健康診断では早朝空腹時の血糖値だけを測ることが多いようです。糖尿病患者さんの中には空腹時の血糖値が正常でも食後の血糖値が高い人がいます。糖尿病を見逃さないためには、ブドウ糖負荷試験が最も適しています。
ブドウ糖負荷試験について
当院では人間ドック、あるいは外来診療で積極的にブドウ糖負荷試験を行っています。
食事をしないで来院していただき、空腹時、ブドウ糖負荷後1時間、2時間の血糖値、インスリンを測定します。これによって糖尿病あるいはその予備軍の診断が可能となるばかりではなく、治療方針の決定にも役立ちます。
糖尿病と診断されたら?
毎月の医師の診察、検査によって治療方針が決められ、経過を観察していきます。
食事療法については管理栄養士の作成したメニューを紹介しています。また日常食べているお弁当を持ってきていただいて、その内容について指導します。食事前後の血糖測定や、運動前後の血糖値の変化もみています。
なぜ肥満が健康によくないのかというと、それは自分の身体への負担がそれだけ増えるからです。
太ると、太ったぶんだけ毛細血管が伸びます。心臓はそれに応じて遠くまで血液を送りだそうとして、圧力を上げます。すると心臓は通常よりもよけいに働かなければならなくなり、全身に影響を与えるのです。また、脂肪が肝臓にたまると脂肪肝となり、肝臓の働きにも負担がかかります。これら内臓だけでなく、骨・関節などにも悪影響があります。
肥満を防ぐには、摂取エネルギーを抑えること、つまり食事の量を減らすことが重要です。あわせて運動も行います。これは消費エネルギーを増やすためと、年齢とともに低下する基礎代謝の値を高めて体脂肪をたまりにくくさせるためです。
★肥満を防ぐためのアドバイス
●なるべく具だくさんの料理を食べ、主食を減らす。外食も一品ものでなく、弁当など副菜が多いものを。
●脂質を控える。揚げものでなく焼きもの・煮ものを、ポタージュでなくコンソメを、アイスクリームでなくシャーベットを。
●「早食い」「ながら食い」「まとめ食い」はしない。
●特別に時間を割いて行う特別な運動は長続きしない。まず歩くことを習慣づける。
●食事も運動も最初から激しすぎるのは考えもの。あまり厳しいと途中でいやになって挫折してしまいがち。

当院には「恵みの会」という糖尿病患者さんの親睦の会があります。院長、齊籐恵子先生の一字をいただき「恵みの会」と名づけられました。
現在会員数は39名で、糖尿病について学んだり、悩みを話し合ったりと、同じ病気を持つ人同士の交流の場になっています。
日本糖尿病協会に所属しており、機関誌「さかえ」が月1回配布され、全国の糖尿病患者さんの様子や治療の情報を知ることもできます。
近年行われた行事は、ウォークラリーへの参加・軽登山などで、院長の講和をお聞きしたり、看護師から自己血糖の計り方の指導を受けたり、栄養士から食事指導を受けたりしました。